yun

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のyunのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

真実を見つけられる事はできても、それを公にする事は、難しい。政府を敵に回すことになるなら、なおさら。

キャサリングラハムの持つ強さも弱さも含めて魅力的だった。男性役員達の前で自分をぐっと抑えていた彼女が、ワシントンポストを「父の会社ではない。夫のでもない。わたしのだ。」と言いはねたシーンに感動。大きすぎるリスクを負ってでも、正しい報道をすることに信念を貫いた彼女には、深い愛情と情熱があった。地方紙が次々と同じように報道した事実に涙。報道が仕えるのは国ではない、報道が仕えるべきなのは国民だ、というのはアメリカらしい判決。

今は見られない活版印刷のシーンも美しく時代を感じさせられた。
そしてラスト!ウォーターゲート事件に繋げたのが素晴らしい。これもワシントンポストが報道するものだから。
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