愛がほとばしる佳作。
前半、吹き替えの洋画を観ているような感覚に陥るも、後半はグッと引き込まれて気にならなくなった、笑
どことなく90年代映画っぽさを感じる不思議なファンタジー感と、だんだんと明らかになる真実。
こんな話、よく思いつくなぁ、と軽い感動を覚えるが、しかし違和感なく観れてしまう手腕も凄い。
終わらない2月。
最後のセックスは実に切なくて泣ける。
寒さの公園での白い息がいい。
最大限にブランコを漕ぐ姿を遠方から撮る。
切ないながらも、「変わった」男がこれからを前向きに歩んでいこうとする姿を暗示する。
彼女はこれからも生きているのだ。
彼女が心置きなく接している仲間にセクシャルマイノリティが多いのも、なんとなく印象的だった。
マイムマイムも本当に楽しそうだった。
川瀬陽太が若い!