ゆっきー

発禁本「美人乱舞」より 責める!のゆっきーのレビュー・感想・評価

3.0
これは、田中登らしい一本!愛がない『愛のコリーダ』のよう。ドエスの緊縛師が愛人(宮下順子)を徹底的に痛め続けるシーンが延々と続く。

男が壊れて死体のようになった宮下順子を生き返らせようとひたすら責め苦続けるシーンなどは、同監督の『人妻集団暴行致死事件』の死姦シーンに通じる。

宮下順子の表情が素晴らしいのと、責めるシーンの窓からの夕陽のオレンジ色の光の美しさは忘れがたい。

ラスト、責めの48手が黙々とテキストで流れてくるのだが、「それやったら死ぬじゃん!」てやつが幾つかあって怖かった。
ゆっきー

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