つぐみ

わたしに会うまでの1600キロのつぐみのレビュー・感想・評価

3.9
ジャン=マルク・ヴァレ監督、やっぱり巧い。
ユーモアとシリアスと、ちょっとの下世話さと、すごくバランスよく作品作りをする人だ。

昔っから全然好きじゃなかったリース・ウィザースプーンだけど、血だらけアザだらけになって、うんこも披露して(本人のものじゃないと思うけど)、一緒に自分も歩いた気にさせてくれる、「お前いい役者だな!」と肩を叩きたくなりました。


邦画でこの手の自分探し物をやるのチンケになったり説教臭くなるんだろうけど、返す返すも監督の匠で、小うるさくなく軽妙にしてる。

別に1600キロ歩いたから、海外旅行に出かけたからといって人生は変わらない。
でも、変わらないからといって何の一歩も踏み出さない人生は退屈なんだよね。
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