あそびます

わたしに会うまでの1600キロのあそびますのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

リースウィザースプーンとローラダーンの輝きといったら。何でもないワンシーンに、はっきりと質量のある生活感が浮き出ていたし、短い会話にも重ねてきた年月が見えた。決して押し付けがましい、「理想的」な家族像でない。でも、充分に帰りたい「家」になっていた。
旅に出てからというもの、男が出てくるシーンはたえず「嫌な感じ」で、不安そのものだった。全ての男がなに考えてるかわからない、不気味な存在に見えた。男性不信と言われるかもだが、1600キロの間、彼女が何度も感じた危険が実によく伝わってくる。
旅を終えるあの場所の、何ともそっけない風景も良かった。何でもない場所かもしれないし、決定的に今後のルートを変える地点なのかもしれないし、どうもとも取れる。微妙なようで、運命は自分が決めているんだと自覚せざるを得ないシーン。その時々の気分で見え方が変わる絵的な、キモいやつ。複雑だし、つかきめーよwwww(照れ)
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