序盤のピリピリした引き込み方と「女性のサガ」を上手く落とし込む手腕が光って、ラストはほっこり感動♪
メリルの母娘共演が話題になりましたけど、私としては息子役のセバスチャン・スタンがやっぱりお目当てです!(ビシッ)
ってか
あれ?
なんか、フツーやど
ウィンター・ソルジャーでも宇宙飛行士でもない、一般人役のセバスチャン・スタンは、「よく見たら男前やな〜」レベルのフツーさやったけど(こら)、最後になんとダンスシーンが拝めて、めでたくご満悦でございました♪(勝手にしなさい)
うん、メリル・ストリープ!
フィルマークスに集うような映画好きなら、彼女の事をみんな知ってると思いますけど、知らん人が見たら「どこのロックシンガーや!?」って思うくらいの本気度、ってかステージで横にいたギターリストは本物なんですけど、まったく引けを取らないあのオーラは流石や!
しかも、実の母娘共演ってとこからくる、とんでもないガチンコバトルの緊張感!!!
「ツカミ」としては娘のメイミー・ガマーも大健闘でしたね
そのバトルも収束を迎える中盤辺りから流れがゴロっと変わって、「もっとケンカしろよ!」ってなるところですけど(おいおい)、この映画のテーマは「女性(母親)としての幸せ」なんですよね
自分が自ら犠牲にしてきたものを今更手にいれようとするなんて、虫が良すぎるぞっ!と思う男性方もいるでしょう
だがしかーし!
母親であるという縛りが
自分らしい生き方をそうさせてはくれない
その女性の叫びが切実に響いてきた
「自分勝手な生き方」
という犠牲を犯した愚かさよりも
「自分らしい生き方」
それを選んだ彼女の正直さの方が真摯に迫ってくる
そういう説得力と、観る者に元気を与える盛り上げ方は、さすが女性の映画をずっと書いてきた脚本家さんだけありますな〜
メリルの歌時間も意外とたっぷりあったし
あんなガラガラの超穴場ライブハウス、あたしも行ってみたいわ!と単純に思ったw
もちろん、セバスチャン・スタン連れてね♪