このレビューはネタバレを含みます
【2016年劇場鑑賞作品12作目】
序盤から一つ一つのカットやシーンが饒舌に何かを語っているようで、会話のないシーンほど惹きつけられ魅せられるシーンはなかった。終始淡々としてるのにキャロルの美しい表情にどっぷり魅せられた!
キャロルの家に行く車のシーンで、キャロルがテレーズに話しかけてるセリフに字幕を付けなかった配慮と映像美にブワッと涙が溢れてしまった。
そしてラストのキャロルの表情が破壊的に美し過ぎて…恋に落ちる始末。わ〜トッド・ヘインズさんすごい!No other loveが頭から離れません!あのラストシーンは予告編で使うべきじゃないと思う。でも予告編で使いたいカットなのも良くわかる。
余談、キャロルの前の相手をサラ・ポールソンが演じてることに「アメリカン・ホラー・ストーリー シーズン2」を思い出さずにはいられなかった。あれも時代が同じ頃で同性愛者が精神病として扱われていて、怖すぎて全部見れなかった…。