映画らしい映画
前から見たかった作品。ようやく見れました。
ひとことで言うなら美しい作品でした。ルーニー・マーラもケイト・ブランシェットも衣装もセットも音楽も全てが美しいです。ただストーリーは特に山も谷もない感じなので好みが分かれるのではないでしょうか。女、二人、車旅…ときたところで『テルマ&ルイーズ』を思い出しましたが主人公二人の関係性が違うのでもちろん全然別のお話です。それにしても何故アメリカ映画では東に住んでいる人は人生に行き詰まると西へ向かうのでしょうか。NYに住んでいれば西に行くしかないのは分かりますが…。古き良き開拓精神の名残りなのでしょうかw
ルーニー・マーラは以前から思っていたのですが中国の女優さんヤン・ミーにとても似ています。そして２人ともオードリー・ヘプバーンに似てます(^◇^;)洋の東西を問わず美人の顔の造りというのは共通しているのでしょうか。ルーニー・マーラはこの作品で上半身がぴったりしていて下がフワっと広がるジャンパースカートを着ていましたが細いウエストがますますオードリーを思い起こさせました。そういえば彼女はリバー・フェニックスの甥っ子を生んでリバーと名付けたのでしたね。
ところでLGBTQを題材にした映画って普通っぽい人を主役にしませんね。綺麗な俳優さんばかりを起用すると余計に現実の社会問題ではなく夢物語のように感じられます。私個人は性的マイノリティではなくマジョリティに属する人間ですがこの作品に対する評価は全くフィクションとしてのものです。そういう意味で映画らしい映画だと書きました。
