なだ

キャロルのなだのレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
4.0
「天から落ちてきた」

ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの美女二人による静かな恋の物語。

クリスマス🎄間近のデパートに娘のプレゼントを買いに来たキャロル(ケイト・ブランシェット)遠くから店員のテレーズ(ルーニー・マーラ)を見つめる視線…キャロルが忘れた手袋を届けるテレーズ
それがきっかけで二人は親交を深めてゆく。

音楽も雰囲気も素敵ですが、女性同士の恋愛も白い目で見られる1950年代。
娘の親権や結婚を迫る男友達、世間体に縛られながら自分の生き方に迷う。
でも気持ちに逆らわない二人の女性が印象的でした。

ケイト・ブランシェットの物言わぬ視線の演技が最高🥹

原作は『太陽がいっぱい』『ギリシャに消えた嘘』のパトリシア・ハイスミス。レズビアン作家と思われないように始めは別名で出版していたとか。

このお二人は『ナイトメア・アリー』に出演されていたのですね。

矢間敏彦さんのクリスマス映画チョイス。相変わらず良い映画教えてくれるなぁ。
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