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⚪️ 𖥍↟⌂* 〘キャロル 〙*⌂↟
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人は人に惹かれ合うもの…
ただ心が惹かれてゆく…
そこに理由などない…
パトリシア・ハイスミスが偽名クレア・モーガンで著作した自伝的作品《The Price of Salt》が原作…当時の時代背景も窺えます
澄んだ空気…冬のニューヨークの寒さが伝わります…クリスマス間近な華やぐデパート
写真家を夢見る玩具売り場の店員テレーズ(ルーニー・マーラ)はひとりの上品なお客、キャロル(ケイト・ブランシェット)と出逢います
美しくミステリアスな雰囲気を持つキャロルに心奪われるテレーズ…ふたりは互いに惹かれ合いますが…
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現代ではよくあるLGBTQがテーマですが…1950年代、確実に今よりも保守的…"同性愛"は病気と認識されて治療を強制させられる時代
しかしあくまで同性愛に留まらず…誰しもが経験するような関係性の変化をとても繊細にガラス細工のように美しく表現します
互いに自分にはない魅力を持ち引き合うふたり…
キャロルはゴージャスで洗練された強い女性…
テレーズはノーと言えず、ランチの注文すら出来ないピュアで控えめな女性
そんなテレーズを《Flung out of space》(天から落ちたよう)と呟くキャロル…
しかし一見強そうに見えるキャロルも母でいたい思いと愛を貫きたい思いのジレンマに苦しみ、次第に弱い部分を見せていきます…
一方、対照的に二人の関係を通して成長していくテレーズ…
また、男らしさを求められた時代…キャロルの夫やテレーズの恋人も社会に縛られ翻弄された人物であることも見逃せない…
ストーリーそのものは珍しいものではありませんが…映像、音楽…そして役者が魅せてくれます…まるで小説の行間を紡ぐような美しいシーンの連続
50年代の家具、ファブリック…何より衣装が素晴らしい…キャロルの真紅のコートはケイトじゃなきゃ絶対似合わない…でも一番素敵だったのはキャメルの毛皮にオレンジのハットとストール
ルーニーはガーリーなカチューシャが可愛く、可憐で華奢な姿はまるで往年のオードリー・ヘプバーン… ちょっぴり洗練されてないクラシカルなところがいい
特に赤、緑、ゴールド…と、クリスマスカラーが散りばめられているところも抜け目がない
無くてはならないカーター・バーウェルのスコアの美しさも物悲しく叙情的な旋律が作品を彩ります
そして曇りガラスに鏡…タバコの吸い方やおもちゃの鉄道模型で心象表現するところはいちいち唸っちゃいます
クリスマスプレゼントにビリー・ホリデイのレコードなんていいなぁ〰︎それを聴きながら香水をつけ合うふたりのシーンが好きෆ*
見た目がパーフェクトなケイトですが…脱いだらもっと凄い!! 彼女の背筋に惚れ惚れ…ෆ* なんてアーティスティックなベッドシーンなのでしょう…美し過ぎて溜め息ものです
自分を貫こうとすれば、周囲に軋轢が生まれる…
自分の心に蓋をし周囲に合わせて上手く生きることが出来たら〰︎どんなに楽でしょう…
キャロルの心の訴えが苦しい…
“But… what use am I to her… to us… if I’m living against… my own grain??”
でも…自分を偽る生き方では…
私の存在意義がないのでは…??
╭➳ く⃝り⃝す⃝に⃝ゃ⃝す⃝に⃝ぃ⃝ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈╮
・゚・( *´꒳`*)੭⁾⁾ オツカレサマデシタ ☺︎︎☺︎︎⋆
とっても素敵な作品だったぁ〰︎𖥔 ࣪
ケイト・ブランシェットは素敵ね〰︎𓈒𓂂𓏸♡
ファッション観てるだけでも満足!!✩⡱
時代が違ったら〰︎って考えちゃうね✧︎*
また、次回、☆๓(.•᎑•.)๓''☆ヨロシクNe
╰┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈べ⃝ん⃝の⃝➳♡⃘♡⃘♡⃘♡⃘♡╯