キャロルのPのネタバレレビュー・内容・結末

地味でキレイな映画だった。人間関係や自分の望みに受け身な女性が、年上の女性との恋愛を通して、自分を解き放っていくお話。面白さの８割くらいはルーニー・マーラがひたすらひたすら可愛いことによって構成されていた。おっぱいめっちゃ出してたし、ドラゴン・タトゥーの女も凄かったけど、めっちゃ体当たりな女優さんなんだな。
キャロルが女性と不倫したことについて、理学療法士やら精神科医やらが乗り出してきて、このお話は何年代の設定なのかわからないけど、LGBTが異常とか病気とかいう風に扱われていた時代があったんだなあ、と思った。主人公の二人のみならず全体的に、女性がお飾り的な扱いを受けている時代でもあったらしい。もっとも現代においても性的マイノリティは、表面的には受け入れられている様に見えても、みんな心の奥底ではどう思っているのか…。なんか、キャロルが女性だったから、マーラがホテルに置いてかれたときに「マーラかわいそう！キャロルひどい！！」ってなんか思っちゃったけど、これもしキャロルがイケメンのおじさんだったとしたら、我々がマーラに対して持つ印象って全然変わるよな。。
ちょっと古ぼけた感じの画になっててきれいだった。