このレビューはネタバレを含みます
スパイアクション
諜報機関で働くハリーは任務中に仲間を亡くす。17年後、その仲間の息子エグジーをキングスマンの仲間の候補に選ぶ。エグジーは研修を他の仲間たちと進める。キングスマンになれるのは1人だけ。結局選ばれたのはロキシーだった。そしてハリーは任務中にテロ計画を進めるヴァレンタインに撃たれる。エグジーとロキシーと教官のマーリンは3人でヴァレンタインの作戦を止めに行く。勝ったエグジーはシャンパン持って捕われてた王女のところへ。そしてまたあの酒場でガキンチョたちに対してハリーの真似っこして終わり。
スーツアクションかっこいいね〜〜。
Manners maketh man.
なんて説きつつ、人をぶち殺しまくるコリンファース。どんなジョーク。
コリンファースの余裕のある大人感がたまりませんでしたわ、、、、。こういうことよ、大人の余裕って。
ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)が血を見れないの可愛すぎるだろ、笑 血見れないなら、頭爆発させないように殺せばいいのに、、、、笑
秘書の脚は切れ味良すぎ。シンプルに怖い。
話的には非常にシニカルな感じで、そこも面白かった。頭爆発したり結構グログロに殺されるけど音楽は陽気だったり。人の頭が爆発しながら花火が上がって威風堂々はやばいでしょ(褒めてる)、選民思想を文字通り吹っ飛ばしました。
好きなシーンは、テーラーキングスマンにエグジーが連れてってもらったときにハリーと話すシーン。生まれ育った環境は関係ないと教えるハリー。「大逆転は?」「見てない」「ニキータは?」「見てない」「プリティーウーマン」「見てない」の会話からの「マイフェアレディ的な?」というエグジーの言葉に「それは見てんだ」って、可愛すぎる!!笑
キリスト教原理主義者の教会でハリーが皆殺しにする時にかかっている曲は、かつて黒人を奴隷にしていたアメリカ南部の白人たちが好きだったバンドらしい。その曲をわざとらしくかけながらぶち殺しにするというなんという皮肉なのでしょう〜。こういう細かいところを知れると映画ってもっと楽しい!
2015年 イギリス・アメリカ マシュー・ヴォーン監督