このレビューはネタバレを含みます
これほどまでに高評価なのが不思議です。
私の価値観に合わなかったのかも知れませんが、
見終わった後はせいぜい「そこそこのアクション映画」くらいだなと思っていました。
ちょっと細かい点を突っ込むので、そういうのが苦手な人はこれ以上読むのをおすすめしません。
まず、悪役であるヴァレンタインの行動の論理が意味不明です。
人類は地球にとってウイルスであると言っていましたが、だからといってそうまでして減らす必要性はあるのでしょうか。
そしてここが1番分からないんですけど、何故様々な国の要人達がこんな謎理論に乗っかるのでしょうか。
よく分からないんですが、彼らが何か得をするのでしょうか。
私はキングスマンを活躍を際立たせたいがために他を馬鹿設定にしたとしか思えませんでした。
無駄に理屈を付けるならむしろヴァレンタインにはぶっ飛んだサイコ野郎でいて欲しかったです。
次に、イケてるスーツのオッサンスパイであるハリーの最期について。
私が見る限り、スパイとしては最低の退場の仕方だったと思います。
(多分)罪のない一般人を大量殺戮の上、銃弾1発で沈む。
もうちょっとかっこいい死に方あったのでは?
(死んだという確証はないので次回作で出てくる可能性あります)
あとはキングスマンの存在意義でしょうか。
結局主人公であるエグジーはキングスマンの最終選考に落ちます。
でもヴァレンタインの計画阻止に貢献してました。
じゃあキングスマンの選考をした意味は何だったのだろう…
イヌに発砲出来ることとキングスマンになれることとの関連性は何だったんだろう…
そういうモヤモヤが残りました。
最後に、人間の頭は面白おかしく大量に吹っ飛ばすのにイヌ一匹を吹っ飛ばせないのは倫理観を揺さぶられるなぁと思いました。
というか人間の頭吹っ飛ぶシーンで笑えるって、それ人としてどうなん?みたいな、ね。
合う合わないの激しい映画でした、という結論で許してください。