正体不明のならず者たちが雪に覆われたワイオミングの山小屋に集まり、その目的と正体が徐々に暴かれていく。冒頭からエンニオ・モリコーネのオリジナル曲が鳴り響き、タランティーノが大喜びしている様子が目に浮かぶ。また、馬車が疾走する場面で、エクソシスト2のリーガンがイナゴの大群を追い払う場面の曲が流れたり、カート・ラッセルの最期の場面で、物体Xの曲が流れたり、思わずニヤリとしてしまう。必要以上に痛い場面が多いのはいつもどおり。ジェニファー・ジェイソン・リーはこれ以上ないほどの汚れ役。ジャンゴのほうが分かりやすく面白いが、完成度はこちらのほうが上のような気がする。
