バトルシーンだけで観る価値がある。同じ日に「ゴジラの逆襲」を観たこともあり、技術の進歩に涙。このバトルは、着ぐるみでは表現不可能。出し惜しみせず、存分に楽しませてくれる。ゴジラの咆哮も熱線の放射もカッコいい。構図もいちいち決まっていて、感動すら覚えた。謙さんが言っていたように、ゴジラやキングギドラが歌舞伎の見得を切るようなシーンがあり、「待ってました」と声を掛けたい気分になる。
音楽も良い。アレンジされたゴジラやモスラのテーマ曲は泣けるが、一世風靡セピア的な掛け声は微妙。同じ意味で、エンディングロールの「キングギドラ」の曲に般若心経が入っているのもどうかと思う。
この手の作品にストーリーはどうでも良いように思うが、展開が強引、やり過ぎのオンパレードであることは確か。ゴジラの家が海底遺跡って・・・また、怪獣王ゴジラのシーンはライオンキングかと思った。
エンドロールの壁画を見る限り、コングもかなりサイズアップしているようだし、次作が楽しみ。
