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ババドック 暗闇の魔物のkasparのレビュー・感想・評価

ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)
4.1
これまたオースティンファンタスティックフェスでホラー映画グランプリほか4部門で賞を獲った作品、ほんとこの映画祭は信用できるなあ(自分にとってね)
低予算とは全く思えないしっかりとした画で、細部までこだわってる感が伝わってくるのに、画作りの思い入れがないかのようにワンカットを短く繋ぎ、省略省略でスマートに80分映画にまとめあげてるのが素晴らしいっすよね、うん。短い映画なのに濃密で、観終わったあとに物足りなさも無ければ、飛ばし過ぎ感も全くない、逆に80分しか無かったの?ておもうぐらい。
って、この映画でどこに注目してんねんって話は置いといて(だから、「なら書くな」って)
やっぱこの映画は演技の凄まじさっすよね、物語的にはアレをハッキリ見せ始める頃から結構推進力が鈍る(どうオチをつけるのか、クライマックスをどうするか、に相当苦慮した感じ)けど、演技の凄まじさで魅せきってしまいます(かなり強引ではあるけどね)
決してテクニカルな映画ではないので、物語が鈍ってから、演技だけで最後までもっていくのは、ほんと凄まじいです、はい。

もちろんこの終盤(映画的に盛り上げようとしたことで、物語としても、画的にもつまらなくなってしまった終盤)は、個人的に不満ではあるけれども、逆に言えば、コアな鬱映画に堕ちることなく、キチンと娯楽映画としての外観も保ってるので、まあ、どっちが良いのかはわからないんすけどね(偉そうに書いて結局わからないんかい)
ま、なんやかんや書きましたが、傑作ホラーといって問題ないでしょう!(どの立場でかいてんねん)