年始に後半をたまたまNHKで見て、後日前半をamazon primeで観た。
中学生の頃の夏休みに家に引きこもってスカパーのcartoon networkとニコロデオンを見ていたのはすごく幸せだった。『デクスターズラボ』とか、『ヘイ！アーノルド』とか、『エド エッド エディ』とかを連続で見ながらポテトチップスとかを食べていた時間の幸福感は忘れられない。中でも『スポンジ・ボブ』はお気に入りで、大学生になった時にDVDボックスを買うほど好きだった。ポイントはスポンジ・ボブの苛烈なポジティビティと、妙な傷つきやすさで、そこには強烈なフリークネスを抱きしめるような、ロッキー・ホラー・ショウ的な優しさがあるような気がしていた。
今作も、3Dになる展開もあるけれど、けっして『3D ドラえもん』的ないやらしさがなくて、基本的に通常運転なのが良い。ただ、時々スポンジ・ボブが今まで以上に分別くさいというか、こんなに良いやつだったっけな、と思わされる部分がなくもないけれども、丁寧に作られている印象があった。
