世の中は、マトリクスなんじゃないかって思うこと、よくある。
この映画は数年前からアマプラウォッチリストにいれてたんだ。
絶対号泣するな、と思って、再生ボタン押せなかった。ポスターの男性がウィリアムHメイシーだと思っていたし。あんなおっさんが歌ってるの観てもなぁって。
一人で見るのに何を見ようかしら、と
ロストキング、殺されたミンジュ、落下の解剖学、The Witchの5択まで絞って、
今日は思い切り泣こうかな、と、これを再生。
もう再生ボタンを押したときから泣いてた。
そしたら主役が「20センチュリーウーマン」のイケオジだった。あとでIMDBで調べたら彼は「あの頃ペニーレインと」にも出てるし、ドクターマンハッタンだったんだね
このルックスのおっさんだったら、歌ったらウィリアムHメイシーより、簡単に売れそうだなって思った。
若者出てきた。この俳優さんは自動車事故で死んじゃったなぁ。と、さらに私の涙腺を緩ませる。
ネタバレ↓
しかし、作風が、ジョンカーニーになってきた。なぜだ。爽やかだぞ。
すっかり泣けない。そうなのか、この若者とイケオジのサクセスストーリーなのか。
早く、事件の息子が作った曲って言えば、もっと売れるのにね。
でも、言わない。曲がリアルでいいから、それでも売れて、バンドメンバーはモテモテになり、思ってた作品と違った!!!
そこに、あのシーン
ほんとにネタバレ↓
そうか、セリーナ・ゴメスがなぜ怒ったのか
マスコミがなぜ彼をこんなに追い回したのか
彼が息子の遺品をゴミ箱に捨てようとしたのか
すべてつながった。
そして「世の中はマトリクス」っていう最初の文の話だけど
私、昨日「対峙」観たんだよね。
まさか、そっち側の人だったとはね。
そう思うと、まだ2年で、彼は能天気過ぎないか?現実的じゃない感じがしてしまった。
そして
「悪人の作った素晴らしい作品」は葬られるべきか
「悪人の親」は人生を楽しんじゃいけないのか」
そのあたりがぐるぐるぐるぐる回り始めた。
この作品を観たことには運命(マトリクス)を感じたけれども、なんとも、この作品を褒めていいのかどうか、なぜ褒めちゃいけないのかも、わからない。レビューを書きながらもいまだ混乱している。
100インチスクリーン 一人で鑑賞