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決斗!一対三のENDOのレビュー・感想・評価

決斗!一対三(1952年製作の映画)
3.8
自叙伝を回想形式にすることで絶対死なないマンとして描かれるロック・ハドソンの枠内に収まった武勇伝に眠気。金髪の幼馴染に誘惑されつつ(育ての親とその息子の間にある感情の揺らぎは物語中唯一背徳的な仄暗さがあって面白い)寸止めで自首しようとするも物語は捻れる一方。何度も背中から撃たれるハドソン。過剰な砂埃の決闘と何故か2度繰り返される競馬シーン。保安官とハンリーを2人同時に撃つ切り返しは何度観ても意味不明。ハンリー側は撃たれたリアクションすら割愛されて忘却される。下着姿で出歩くジュリー・アダムスの過剰な露出。突然スリットスカートから覗くガーターベルトに挟まった紙幣にドキドキ。そんなヒロインが堅気になって愛の巣を得る。ミニハドソンとも言うべき息子の配役が絶妙。女→家出→賭博→犯罪→更生→家みたいな雑なプロットでまとめられてしまうほど一直線。速すぎて泣くに泣けない。
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