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決斗!一対三の方眼のレビュー・感想・評価

決斗!一対三(1952年製作の映画)
3.9
1952年”The Lawless Breed”。実在したガンマン、ジョン・ウェス・ハーディンが書いた自伝を元に映画化。ビリー・ザ・キッドやジェームズ兄弟のような新しいワイルドヒーローを創ろうとして原作探し出したが、犯罪者の自伝なので良きように釈明してる感じ。中盤まで、銃殺人よりもギャンブル依存が強調され、逃避行は劇画的。北軍嫌いはよく伝わる。厳格でムチ打ちの罰を加える父はヒゲボーボーの教会師。ジョンの金策モチベーションである許婚ジェーンは書き割り的で、最初から脇役の酒場女ロージーのほうがいい感じで描かれる。実際のジョンも2人と結婚していたよう。保安官時代のワイルド・ビル・ヒコックも途中からんで、農場暮らしを経て、冒頭からの円環構造になる。片手にgun、片手にBibleの西部劇らしく。
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