駆込み女と駆出し男
原田眞人 監督
2016年
復興収入ランキング第41位(9.5億円)
この映画は満島ひかりが「お吟の役がやりたい。」と言って監督と挑戦をし、満島ひかりが監督の頭の中と戦っていた映画だと聞いて、ずっと気になっていました。
ほんとはあの役が戸田恵梨香だったらどうだっただろうとか、満島ひかりがどのような点でお吟の役がやりたかったのだろうとか。
原田監督について調べてみると、少年時代から熱心な映画好きで、映画の専門学校に行ったり、色々な作風の映画を作っていたと描いてありました。実験的な作風を経て、と。
でもそれは原田眞人監督がブレているわけではなく、「筋を通すこと」がどの作品にもしっかりと根底にあるから、映像を知り尽くした遊びの感覚が融合されている、と書かれていました。
私はそれをみて、他の作品はどんなものだろうととても気になりました。作風がガラリと変わる原田眞人監督の映画をたくさん見てみたいと思いました。
その、感覚があってこそ、満島ひかりの「お吟の役がやりたい。」というリクエストに答えられたのだと思い、納得したし、有言実行できる満島ひかりという女優はすごいと思いました。
私も色々考えて監督の頭の中と戦える女優になりたいです。