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駆込み女と駆出し男のsakasaのレビュー・感想・評価

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)
3.8
まず映像が美しい。
日本の四季を感じ取れる華やかな桜や竹の緑、秋の紅葉に冬の雪。

オープニングクレジットもなんだか粋でアルファベットのルビ付き。
完全に日本だけでなく世界にも目を向けて作られた作品。

満島ひかりの色っぽさもありつつ潔い演技が素晴らしかった。
戸田恵梨香も言葉数が少ない閉鎖的な女性から強さと知識を身につけた強かな女性へと変わる自然な演じ分けが凄かった。2人とも素晴らし過ぎて敵わないな。

そして大泉洋は本当にどのジャンルの作品でもバランサーになる唯一無二の俳優だなと改めて感じた。
配役がどんぴしゃな御三方だったと思う。
終盤のあの2人のシーンは大人なのに学生のような初々しさがあってなんか可愛らしかった。笑

駆け込み寺っていつの時代も人々に必要とされているけど、訪れた人を受け入れる側の人たちのことも考えさせられる作品だった。


14/2018