うらぬす

奇跡の2000マイルのうらぬすのネタバレレビュー・内容・結末

奇跡の2000マイル(2013年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

製作・公開の時期が近く、扱うテーマも似通っている『わたしに会うまでの1600キロ』をどうしても思い出す。あちらの方がよりエモーショナルでカタルシスも大きくて個人的には好みだけど、映像から伝わってくる旅の過酷さや風景に潜む壮絶な美という点ではこちらに軍配が上がるかもしれない。
エンドロールで映るナショナルジオグラフィックの写真の数々は思わず息を呑むほど良い。そこにディギティの姿を認めた瞬間、心が張り裂けそうになった。最期こそ苦しかっただろうけど、愛情深い主人に恵まれて幸せな生涯を送ったんだと信じている。