ある神父の希望と絶望の7日間のうそからでたまことのレビュー・感想・評価

アイルランドの田舎に住む善良な神父が逆恨みで殺害予告を受けてからの1週間を描くサスペンス。
不貞に暴力男、コカイン常習者、自殺志願者、安楽死を望む老人、殺人鬼、罪深きものがあふれるその街で彼は神を信じ人々の罪を受け止め赦す。だが徐々に彼の身に危険が歩み寄り罪のないものへの被害が及ぶ時、怒りと自らの身を守るため銃を手にするが、最後彼が下した決断とは、殺害予告の犯人とは誰かというスリリングな展開。その反面作中のトーンは彼のように非常に静かで穏やか。面白かった。