映画を観てキメる！
“ミラーディメンション”に圧倒される映像トリップ！
こんなにも人間離れしたキャストが登場するのも珍しいかも。カンバーバッチはカワウソだし、ティルダ・スウィントンは天使とかエルフの部類、マッツはもう人間の光と闇を知りつくしてそうな人ですし。
ヒーロー：ドクターストレンジの最初の作品なので世界観や設定を理解するのに時間がかかるかも。僕も2回観て別次元やキャラクターについて理解できました。欲を言うと、主人公は医者なので、『ブラックジャック』や『仮面ライダーエグゼイド』みたいな、やはり“命”についてもっと深く考えるような作品にしてほしかった。本作は“時間”や“法則”についての面が多かった。
一言で説明すると“失った時間は取り戻せない”ですね。それは命も取り戻せないものですが、失言や過ちで失った愛や友情も取り戻せないもの。そんな普遍的なメッセージが主人公の職業や傲慢さ、壊れて動かない時計からも伝わってきます。
特に面白かったのが、師匠：エンシェント・ワンに「Open Your Eyes」されるとこ。カンバーバッチがビュンビュン次元を飛び回る姿に笑ってしまいました。別次元の描写ではフラクタル幾何や錯視の世界がどんどん迫ってきて観ているだけで気持ち良くなってきます。ビールがぶ飲みしてグワァングワァンした頭で観るとめっちゃ気持ち良くなれそう！
そして予告編でも気になったミラーディメンション。街がバタンバタンと畳まれていくシーン！アクションシーンと共に使われるので常にステージが変わります。予想できないバトルにハラハラです！クライマックスの時間逆行も素晴らしい！
家で観るときはテレビをダイナミックモードにして、バックライト、ピクチャーMAX！シネマスムースガンガンに上げて観ましょう！
