けーな

ヴィクトル・ユゴー 笑う男のけーなのレビュー・感想・評価

3.9
原作は、あの「レ・ミゼラブル」を書いたヴィクトル・ユゴーが書いた小説「笑う男」。ヴィクトル・ユゴー自身が「この本よりも優れた小説を書いたことがない」と言ったそうだ。そんな文学作品が原作なので、とても文学的で甘美な雰囲気が漂っている。
その一方で、華やかな貴族と貧民との生活を描き、その時代を鋭く風刺している。ちなみに、仏作品だが、17世紀の英国が舞台。
また、「バッドマン」に登場するジョーカーは、この笑う男をヒントに生まれたのだそうだ。
とても趣のある映画なので、一見の価値があると思う。
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