11歳の時、31歳の父と、2人でトルコのリゾート地で過ごした主人公が、父親と同じ年になった今、父と過ごしたその旅を、その時に撮ったホームビデオで思い返すストーリー。
妻子と別れ、スコットランドからトルコに移り住んでいる父親と、スコットランドから、父親と数日間過ごすために会いに来た娘。
何か大きなハプニングが起きるのではないかと思いながら、終始、ドキドキしながら観てしまったけれど、結局、大きなことは、起きなかった。しかし、観終わってから、この旅の後に起きた出来事が何であるのか、容易に想像することができ、胸に響いてくるものがあった。
この後、何が起きたのか、映画では描かれていないけれども、映画内で、示唆するシーンがあったから、想像できたのだ。悲しいな。
この映画に高評価なフォロワーさんが、多かった。というか、万人向けの映画ではないので、この映画を観ようと思った段階で、こういう雰囲気の映画が好きな人が、観ているからだと思う。しかし、私は、そんなに好きじゃなかった。この父親の抱える悩みを理解し、共感するところまで至らなかったから。
