君は難病モノが好きだなという声が聞こえてきそうだ。病気によっては諦めなければならないこともあるだろう。思い通りにいかないこともあるだろう。それでも立ち上がって最後まで生き抜く姿が見たいのだ。
ストーリーに関しては前知識なしで観たのでパッケージのイメージからしてもっと甘い感じの恋愛ものかと思っていた。
とてもリアルにふたりの揺れ動く感情を描き、綺麗事だけではすまされない病気を患う者と家族の苦悩が描かれている。
病状が進行していく様などあまりにもリアルで映画だとわかっていても気分が塞ぎこんでしまった。
ホーキング博士だけじゃなくどの役者も演技がうますぎる、リアルすぎる。笑
愛だけでは乗り越えられないこと、愛のかたちにもいろいろあること。
なるほど、結婚とは生活だと感じた。
作品自体は素晴らしいのだが残念ながら私の好みではなかった、いや、演技に圧倒されてしまったと言った方が良いだろう。
それでも最後まで観てよかったと思える作品だった。
素敵な台詞をここに残そう。
「星が誕生する時、そして死ぬ時、星は紫外線を放射する。もし紫外線の光で空を見ることができれば多くの星は姿を消す。そして見えるのは壮麗な星の誕生と死だ。」