さえきちゃん

博士と彼女のセオリーのさえきちゃんのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
3.8
ALSと闘病しながらも宇宙物理研究を極め続けたホーキング博士とそれを支えたジェーン

ALSのような難病に限らずなにか持病がありながらパートナーと生きていくのには数多くの障壁があって、どうしても理解する側/される側という関係性になってしまうなかで、ジェーンの献身的な愛がここまで続いたのは、スティーヴンに人間としての魅力がきっとたくさんあったのだろうと想像できる
現実的すぎるほど現実的に描かれたそれぞれの人間模様はわたしには感情移入できない部分も多かったけれど、御涙頂戴映画ではなくてただ二人の尽力を目の当たりにできるだけの内容だったのがノンフィクション映画然としていて良かった。