Solo1968

博士と彼女のセオリーのSolo1968のレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
2.7
にわか エディレッドメイン ファンとなり続けて鑑賞。

日本国内に彼の立ち位置に似た役者さんが思い当たらないような個人的にとても個性があり、圧倒的な演技力に魅了される。

変な例えになるが、自分が二十代あたりから日本で誰も彼もがその世界に振り回された トレンディードラマ もう死語かも知れないな、、。今見るとヒリヒリして面白いかも知れないが、、まだあの頃はギリギリセーフだったが、その後にはタレントやアイドルなどを主役に持ってくるテレビドラマがむしろ日本のドラマの主流と化し、お笑いタレントさんなり、その時の人を出演させて視聴率拡大を狙うという、ドラマとはなんぞや?と、年齢的にもテレビドラマから卒業するにも丁度良い時期でもあり、そんな茶番は良いきっかけにもなっていた。

そんな中、稀に 本物の役者さんを起用する番組ももちろん存在していて、当然ながらドラマの脚本はどうであれ、観ているこちらとしては 安心してドラマを見る事が出来た事をよく覚えている。


日本のテレビ業界のそれと海外のそれとどの程度のポリシーの違いがあるのか?はたまた同様なのかもわからないが、とりわけ、今自分の中で最もアツい エディ氏は、ファンタスティックビーストのビジュアルイメージが先にあるので、どうしても 若年層特に女性に絶大な支持を得ている イケメン俳優的な存在と勝手な偏見をもっていたものの、つい先日 たまたま観た映画によって、そんな偏見が恥ずかしくなるほどの一流の役者さんである事を感じた。

ファンの方には叱られてしまいそうだけど、。

自分が鑑賞しているのが、最新作品から遡るようになっているため、目下最新作品である
グッドナース→リリーの全て→に次いで本作を体験することになった。

今のところファンタスティックビーストシリーズはまだ観るつもりは無い。


さて、本作の感想。評価でなく感想。

やはり、主役のエディ氏の演技に集中してしまうが、またしても彼の凄さを味わえた。

たまたま の三作品共通点は
全て実話ベースの作品である事で、全て全く異なるキャラクターだが、凄まじい演技に感動させられた。

本作の主人公はなんと言っても博士なのである。
学校の しかも義務教育レベルですら危うい自分にとっては、さらりと触れられる劇中に幾度となく出てくる論文にある単語ひとつとして難解なものばかりなので、彼らが歓喜する気持ちは全く共感出来ず ????の感情しか出てこないが、そういう共感度を得られないというハンデを差し置いてもジーンと深く感動出来たのは これまた一般的に言う フツーの人とは異なるイリーガル 少数派の主人公の演技の凄さに他ならない。

すぐに感化されがちな自分だが、この博士の本を買って読もうとは思えないが、そろそろファンタスティックビーストに踏み込んでみるのもいいのかなと思えた。

第二次世界大戦ものなどの作品でもきっと素晴らしい仕事をするだろうな、とほのかな期待を持ちつつ、、。
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