MiO

博士と彼女のセオリーのMiOのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
4.8
エディ・レッドメインの演技力がとても素晴らしかった。役そのものでした。
確かにちょっと突っ込みたい部分はあるんだよね...余命2年と告げられてたから、てっきりスティーブンの生涯が描かれるものかと思ってたら現在も現役の物理学者だった事実とか(それは私が無知なだけなんだけど💦)2年間を丁寧に描くものかと思ってたら数十分で子ども2人産まれてて、あれ?2年は経ってるよね?と思ったり、途中から完全に子どもの存在が無くなってて何処かに預けられてるのかしら、と妄想したりと気になりながらの鑑賞でした。
そして最後の結末はすごくすごく切ない。ジェーンもスティーブンもズルイよ。悲しいよ。...でもALSの夫を健気に支えて、最小限の弱音しか吐かなかったジェーンの溢れんばかりの愛情も伝わったし、スティーブンも彼女を想ったうえでの決断だったと思うから、これで良かったのかな。そういう意味で「ジョゼと虎と魚たち」を観終わった後と同じ虚無感でした。
エディ・レッドメインの演技、是非一度は観てもらいたい作品です。
MiO

MiO