夜行性の子ブタ

博士と彼女のセオリーの夜行性の子ブタのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
4.1
エディ・レッドメインの演技力に只々、脱帽。
"演技で魅せる"の意味を教えて貰いました。

ALSで余命宣告されてからのスティーヴンとジェーンの繊細で脆い心情を丁寧に敬意を払って表現してるのが伝わって来る。

周りの登場人物達との関係性も、多くを語る訳ではないがそれでいて受け手がしっかりと理解出来る作りになっていてスゥーと作品の世界観に入り込めます。

生き方について、とても考えさせられる作品です。
自分自身、結婚の経験が無いのですが夫婦の在り方にグッとくるものがありました。
夫と妻の関係性である前に、一人の人間であり元は赤の他人。
それを踏まえて鑑賞すると、また見方が変わると思います。

そして出来る事なら、字幕での鑑賞をお勧めします。
ALSが進んで思うように話せなくなっていく演技が胸がギュッとなるくらい、思うモノがあって心が痛くなります。

機会があれば、また鑑賞したいと思います。