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博士と彼女のセオリーのtakuhyonのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
3.7
「車椅子の科学者」スティーブン・ホーキング博士の主に生活面を切り取った作品。「できないことを嘆く」のではなく、「できることに集中する」博士の姿勢に感服した。病気の宣告をされた際に、肉体の衰えを嘆かず、知能の無事を喜ぶことは誰にでもできることではない。また、自身の活動を広げるために、「車椅子」、「近隣の友人」、「合成音声」といった人的・科学的資源の支援も厭わない姿勢も格好いい。「孤独で偏屈」というイメージに捉われなかったからこそ、ALSという難病を抱えながらも科学者として成功をつかめたのであろう。
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