Takashi

博士と彼女のセオリーのTakashiのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
4.0
「見ろよ、私たちが作り上げたものを」

観終わった後に伝記物だということを知った。恥ずかしながらスティーブン・ホーキンス博士を知らずに観てしまった。。

改めまして著名なスティーブン・ホーキンス博士の伝記ベース、ノンフィクション。妻のジェーンの自伝がベースということで「ああなるほどな」っていうシーンがいくつか。汗 スティーブンはもちろん、ジェーンも素晴らしい妻だった。下手に聖人ぽくないところもリアルっちゃリアル。

ビビったのは主役のスティーブン役のエディ・レッドメインの演技力。「動」で表現できない状態の役柄なのに、迫真というのか迫力というのかが伝わる。他レビューでも絶賛されている通りの演技。

ASLによる余命2年の宣告から、博士として懸命に生き、そして「称賛される」人であり続けた。(美化されているのかもしれないが、そこはいい)ジェーンとの別れも、ジェーンを想うこそ故のことなんだろうと思った。「私は愛した、最善を尽くした」という言葉も、重い言葉だった。

よくあるポップなラブストーリーから一転「人生いろいろあるわ」では片付けられないスティーブンの人生。

一見の価値あり、ですね。
Takashi

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