シネマスカイウォーカー

ストレイト・アウタ・コンプトンのシネマスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.8
80年代から活躍したアメリカのヒップホップグループ「N.W.A」の結成から解散、そして再結成までの長い期間を描いた伝記映画。

治安の悪いコンプトン地区で育ち結成されたN.W.Aがドラッグやギャングの抗争など日々の危険な毎日をラップに乗せて歌うことでギャングスタ・ラップというジャンルを世に知らしめ社会に影響を与えるまでのヒットとなる。その影響は計り知れないものがあり、FBIが介入するまでとなる影響力を有していた。

白人警官の黒人に対する不当な逮捕などを訴えておりBLMの先駆けともなっている。映画の作劇としても、ある事件があってその直後に事件についてのラップを歌うというシンプルながらも確実な脚本になっており、観客が感情移入しやすい作りになっていたことが素晴らしかった。