izumi

サヨナラの代わりにのizumiのネタバレレビュー・内容・結末

サヨナラの代わりに(2014年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

難病のALSと診断され車椅子生活を送るケイトは、自分を患者としてではなく、友人として見てくれそうな大学生のベックを介護人として雇う。完璧主義者のケイトと、自由奔放な性格のベックはことあるごとに衝突を繰り返すが、次第に深い友情で結ばれていく。

ラストがわかっていても感動しますね。
自分のありたい姿を伝えたり、途中友人から「疲れてるのね、元気になったらもっと楽にできるわ」と言われ「よくならない病気なの、だから簡単に言わないで。元気になったらなんて」といえるケイトはとても強さと逞しさがあるなぁと感じました。
でベックがケイトに感謝を伝えるラストシーン「何より感謝しているのは信じてくれたこと。そんなことされたのは初めてだった」と涙を流しながら伝えたシーンがとても心打たれました。初めて信じてくれた…何もないそんな自分の可能性に賭けてくれたケイトに本当に感謝してるんだなと伝わってきました。
完璧な対応をする介護士より本音を言えて病人としてではなく一人の人間として関わるベックとの心温まる絆の物語。
感動ドカンと起きるというよりじわじわと込み上げてくるシーンが散りばめられています。
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