エリナーの悲しみは静かに、淡々と。
エリナー編は家族の存在が大きいですね。
妹と取っ組み合いのケンカをしているシーンがとても好き。
あと、アイスクリーム食べながらバスタブに浸かって、妹が頭を洗ってくれるシーンも好き♪
家族の愛ってくすぐったいような、鬱陶しいような、でも後で思い返してみれば涙が出るくらい大切なもの。
エリナーにはそんな家族がいる。
だけど自分でも作るはずだった家族は消えてしまった。
持って行き場のない悲しみはコナーと分かち合う事ができなかった。二人で乗り越える事をエリナーは拒絶してしまった…
幸せだった二人のまわりを飛んでいた美しい蛍、悲しみの最中に甥っ子が捕まえてくれた蛍。
逃がした時にエリナーの気持ちに変化が起きた。
人間は生きていれば、いつかは悲しみを手放す時がやってくる。
明るい色彩のエリナー編、あまりズドーンと落ちずに観ることができました。
どちらも甲乙つけがたいな~、引き分け!