全てにおいて前作よりもスケールアップしていて前作超えという評価にも納得。前回よりも一人一人のキャラクターにフォーカスがあたるのでキャラもかなり立ってきたかと。前作もっとフォーカスあててほしいと思っていたヨンドゥを思っいきり描いてくれたのは嬉しかった！
更に今回から登場したキャラクターにもそれぞれの色があり作品の幅を広げてくれた。その中でもやはりマンティスは本当に独特でナイスな役回り。単純に可愛くて下品なとこ抜きで笑えて癒される。ガーディアンズに足りてなかった部分を上手く補ってる感じ。
いろんな視点を描きすぎるとガチャガチャしそうな所は上手く監督がコントロールしたのかな？そこまでは気にはならなかった。
気になったところといえば少し狙いすぎなところ。ここ笑うとこ、ここ熱くなるとこ、ここ泣くとこ、っていうのが見えすぎて場所によっては萎えてしまう。正直挙げていったらキリがないけどエンドクレジットのスタン・リーはやりすぎ。役者もスタッフも気合いの入り過ぎは逆に空回る恐れも。クリス・プラットもこの脚本は演じる上で大変だっただろうなと。感情の繋がりや起伏がおかしなところが多いので。アメコミ原作と言われればそれまでだが、そのあたりまで拘ってやったらさらに深みのある良い作品になるのではないだろうか。
あともう一つ。タイトルはやはり「リミックス」ではなく「vol.2」にすべき。前作があっての今作。今作からでも楽しめる人も多いだろうが半減するのは間違いない。 ウォルト・ディズニー・ジャパンは 映画作品そのものをもっと大切にして欲しい。興行収入だけにとらわれすぎて、いつか作品の本質を潰しかねない怖さを感じました。
