taylorblaze

オデッセイのtaylorblazeのネタバレレビュー・内容・結末

オデッセイ(2015年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

初のMX4Dです。
最初の方は動く座席に「YEAAAAAAHHH!!!!」くらいのテンションだったんですが、最後の方は「いや今そういうのいいから」くらい冷め切ってたので、ただの3Dでいいかなと思いました。
じゃがいもを育てるシーンで肥料の匂い嗅がされたし。

死んだと思われていたけど実は生きていたマーク・ワトニー。
植物学者としての知識をフルに活用して、生きていく為の最低限の食料(じゃがいも)を育て上げ、16進法を駆使してコンタクトを取り。
マークが落胆している描写が少なく、本当に取り残されてるの?ってくらい行動に無駄がないので、若干拍子抜けしてしまうんですが、やっぱりそこは火星。何事も上手くいくばかりではありません。
失敗に次ぐ失敗が、あぁもう!となると同時に、「ちょっと長いな…」という気持ちも生みます。個人的に。
数字が多いな…とか。個人的に。

終盤からラストにかけて、マット・デイモンの表情に泣かされそうになりましたが、なんと言っても火星から飛び立つシーンは、どんな気持ちだろう、と完全に感情移入してしまって、それまでの時間の重みを感じさせられました。
また、SOLをひたすらと書き連ねた壁が、マークが一人で戦ってきた時間を表していて、何とも辛いものがありました。

フリーマーケットのことを「ノミの市」と訳していた以外は、特に引っかかりもなくすんなりと観られる一本でした。
久々に見たマット・デイモン、とても良かったしおっさんになってたな。

---
映画が終わった後に飲みに行って「最後どうなるの?」と聞かれたので答えようとしたら、
他の人に「まだ観てないから言わないで!」と言われたので、知りたくない人もいるのかーと思って(火星から飛び立つとか書いたし)一応ネタバレ扱いにしておいたんだけど、
NASA+アメリカなのに?って思いますよね。絶対悲惨な結果のものにはならないってイメージなんですけどね。例外もあるのかな。
taylorblaze

taylorblaze