オデッセイのMaryのレビュー・感想・評価

マット・デイモン天才

演技・美術が、シナリオをさらに良いものへ押し上げたというのが、より感じられるような気がした作品だった。

変に泣かせにくるわけでもなく割と淡々と進んでいくが、それでも泣けるのは、地球全体が彼のために願い、技術の限りを尽くすというそのシンプルな構造に帰着していて、鑑賞者の自分もその中に入って居ると気付いた時。その時に、何か自分と映画が一体化するような感覚があった。

素敵な映画だった。