あずな

オデッセイのあずなのネタバレレビュー・内容・結末

オデッセイ(2015年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

火星に一人取り残されたワトニーが、ここで死んでたまるかと前を向いて立ち上がる姿に胸を打たれた。
アレス4が火星に来るのは4年後、食料も地球へ交信手段もない火星での生活を、ビデオカメラに向かって皮肉とジョークを交えながら記録していく。
ワトニーは、今あるもので生き延びようとするのではなく、4年間生きていくために自分の知識を使って火星を発展させていく。
じゃがいもを増殖し、火星を植民地化したと誇らしく言っていたところも好きなシーンのひとつ。
火星での様子を描くのと同時に、NASA内部で、職員が意見し長官が反対する、そして決定を下しそれぞれのチームが動いていく様子が描かれる。
ワトニーの知識と努力で掴んだ希望が、事故によって見えなくなった時、NASAの助けによって救出ミッションが始動する。
アレス3のクルー6人の強い意志によって開始した、奇跡のようなミッション成功だが、ただの奇跡ではない。様々な立場の天才たちが手を取り合いワトニーを救うために全力を尽くしたからこそ成功した。
1人も死なないことに大きな意味のある映画。記憶を消してもう一度観たい。
あずな

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