五十

仮面ライダー1号の五十のネタバレレビュー・内容・結末

仮面ライダー1号(2016年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ライダー映画は「3号」以来です。
3号があまりにも酷くて絶望していましたが、藤岡さん本人が主演ということで観に行ってきました。

むむむ…非常に評価をつけるのが難しいです…。
映画単品で見るとお世辞にも上手いとは言えない作品なんですが、「3号」からこんなに良くなったことや、藤岡さんの存在感で褒めてあげたい気持ちの方が大きいです。

それでもやはり観ていてモヤモヤするような気になる部分はありました。
まず場面の移り変わりですね。
強い敵が出てきてライダーを攻撃! そのすぐ後に「翌日…」みたいなあのノリ。何なんですかねアレ。
その間に何があったか説明されないから(あの後どうなったんだよ!)と一人でツッコんでました。それが一度や二度じゃないんですよ…。
それから本郷が一度死んで蘇る件。
別に良いんですがもっと何か無いですかね。
もう少しこう、『それと天国でおやっさんに「まゆを頼む」って追い返されてな。』とか気の利いたセリフ持ってきてくれたら大目に見ても良いんですが。
不死鳥?の演出もだっさいしさ…。
あとこれは仕方ないんでしょうが、なんか小さいホールで新卒みたいなやつらにノバショッカーが演説しているシーンのショボさ!泣

これまで悪いと思った部分を挙げましたが良いところも沢山ありまして。
生身アクションはとても良かったです。
藤岡さんもう結構な年齢なのに動く動く!
ライダーアクションも一辺倒にならないように工夫が見られました。
ネオサイクロンもカッコいいじゃないですか。あの一連の流れ、かなり良かったですよ!
本人がバイクに乗るのも今となっては貴重ですし。(しかもノーヘル笑)
テーマの一つである「生命の大切さ」とかちょっと付け足し感があって怪しかったんですが、まぁ許容範囲でしょう。
ヒロイン役の岡本夏美さんも良かったです。

この映画、何よりもこれからのライダー映画に期待したくなるような作品でした。
個人的にはそれが一番の収穫かなと思ってます。
五十

五十