真魚八重子

運命の瞬間/そしてエイズは蔓延したの真魚八重子のレビュー・感想・評価

4.0
TVムービー。エイズが確認された時期の、研究者たちの活動を描く。
エイズの分析が進んでいたのはアメリカとフランス。フランスはパスツール研究所があって、器具が揃っていたから研究がはかどった。やはり調査には費用がかかるが、同性愛者の病気とあしらわれて、アメリカでは研究費が出なかったりする。
ともかく科学者たちはウイルスが原因として探っていく。同性愛者の病気と思われていたものが、異性愛者や子どもでも輸血でかかる患者が出ており、血液が媒体になることなど発見される。こういったウイルスの大家といわれている先生が参入し、自分の手柄にしようとして、フランスの資料を取り寄せてズルをしたり、こんな最中にも名声のために動くタワケがいる。
とにかく政府が研究費用を出してくれないと、未知の病気って治療に時間がかかるんだなあということはよくわかる。
真魚八重子

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