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怪獣の日のkitoのレビュー・感想・評価

怪獣の日(2014年製作の映画)
3.0
「大怪獣のあとしまつ」よりも「シン・ゴジラ」よりも先に作られていて、それぞれの二番煎じではないオリジナリティだけでたいしたものだと思う。

財政的に行き詰まっている町の浜辺に打ち上げられた怪獣の”死骸”を巡る擦った揉んだが描かれる。国からの補助金目当てで保存に動き出す町長と、ゼロではない危険を恐れる反対派という原発問題の比喩になっている。

フラグ立ちまくりでラストは早々に読めるのだけど、3.11の後ではもうバカバカしいとは思えない、というのが恐ろしい。
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