オヨヨ

ブロークンのオヨヨのネタバレレビュー・内容・結末

ブロークン(2012年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

イギリスらしい陰鬱な内容。
主人公のスカンクの成長物語にしてはビター過ぎる。
袋小路三軒の家族のそれぞれの環境や事情が絡み合ってどんどん悪い方に流れて行く。

どの家も問題を抱えているけど、そこまで酷い悪人という訳ではなく、ちょっとした弱さやずるさ、判断の失敗が招く不幸。

オズワルド家の父(ロリー・キニア)のいかれっぷりと嘘つきいじめっ子の娘たちは言わずもがなだけども、バックリー家も中々。そもそも冤罪で息子が殴られても、訴えもしないで穏便にすまそうなんてダメすぎる。精神科から外泊時の対応もダメダメ。しっかり向き合う時は向き合わないと。リックが可哀想過ぎる。

スカンクの家庭も危ういけれど何とか持ち堪えたようなラストにはちょっとだけほっとした。
オヨヨ

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