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昔々、アナトリアでのricoのネタバレレビュー・内容・結末

昔々、アナトリアで(2011年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

殺人事件の捜査と、解剖までの映画。
捜査する中で、色んな人達の人生が垣間見える。
ただ一つ一つのエピソードは深く掘られていくことはない。
言葉数は決して多いわけでもないのですが、なにか印象に残るショットが多く、見ていても妙な心地よさがあります。
弟をかばい尋問され、被害者の子供に石を投げられる兄、殺された夫の検視の為によばれるも形式的なお悔やみだけでぞんざいに扱われる妻、自分の正義を信じて疑わないあまり被疑者を何度も暴行する警察。これ以上、被害者や家族を傷つけない為に、そっと報告書に嘘を書き込むドクター。
絡み合うような不幸にそっとドクターが不正をする、それが少しの希望になるところがまた悲しかったりして。

ところで、これをサスペンスとしてレンタルしてると、すごいクレームきそうなんですが、、、
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