昔々、アナトリアでの作品情報・感想・評価

「昔々、アナトリアで」に投稿された感想・評価

すっごく見たくて映画館に足を運びました。
おとぎ話のようなあらすじと、広大な大地の映像に期待して見ましたが、結果はお粗末。感じろというなら感じさせてください。説明不足です。
がい

がいの感想・評価

2.5
宅配レンタルでもずーっとレンタル待ちで、どんだけ傑作なんだと思っててやっと見つけて借りたけど、、、
おっさんおっさんおっさんおっさん
会話会話会話会話、、、完。
、、、。や〜〜。高スコアなのにまた良さがわからない映画に出会った本日。
ただ唯一、おっさん多数の中、ランプの灯りに照らされた彼女の美しさに目が覚めた
ほ

ほの感想・評価

3.5

或る一晩の現場検証。

荒野照らす一筋のヘッドライト。

警察、容疑者、医師、街の人。
緊張と脱力の間。


とにかく長尺で、内容的には1/2、1/4にすらできそうだがそれでは良さが死んでしまう。

ふしぎなふしぎなロードムービー。
物語は実況見分に向かう警察車両の遠景から始まる。このオープニングが凄く良い。
さて、この作品二時間半とわりと長尺なんだけど、ジェイランが何を撮って何を撮らなかったかについてすげー悩まされる事になる。例えば遺体を現場から運ぶ段になって死体袋を忘れた云々で一悶着がある。このくだりって作品にとって必要だったわけでしょう。何故?物語は実況見分から始まるというのにだ。
ラストのモルグでの解剖のシークエンスにおいても、窓際で外を見やるドクターを映したショットは頬の血にフォーカスしている。何故?
そういう余白が面白みの一つかもしれない。むしろこの作品に限らずジェイランの映画はいつもそうだ。
『雪の轍』のインタビューで観客の想像を邪魔したくないと語るヒトコマがあって、そういう事にデリケートに気を遣う人なのかもしれない。

個人的にジェイランの映画はライティングが最高にツボるんだけど、反面『ゴダールの決別』を彷彿とさせるショットなどスノッブさが鼻につく箇所もある。
ワンショットの強さ、映像の緊張感が半端ない。暗い山の中での遺体捜索の場面、捜査員たちの苛立ちが見ている自分に浸透してくるかのようである。
Yoshiyuki

Yoshiyukiの感想・評価

3.4
正直あんまり真面目に見ていない、、、。
いい作品だとは思うけど、僕は内容じゃなくて構成的に苦手で、あんまり集中出来なかった。

ワンショットが比較的長く、カメラムーブメントもシンプル。時間の飛躍が少なく回想シーンも無いので、全編ワンカットのような感覚に近い。あまりドラマティックだったり刺激的なシーンも少ないせいか、ドキュメンタリーっぽさも感じた。
個人的には、映画の凄さは、ある程度の量の情報を90-120分という短い時間に盛り込みストーリーを展開できるところ(小説だとそうはいかない)にあると思っているし、きっと僕自身、現代の刺激だらけのエンターテイメントに汚染されているからか、あんまりにスローすぎるものは少し苦手。

でも、テーマや描かれているものはとても興味深いと感じた。観客にいろんな想像の余地を残してくれている作品なので、読み取り方は十人十色だと思うが、僕は「人間の心」にフォーカスが当てられているのではないかとおもった。
色々な人の行動や言動から、人間のとても「日常的」な心模様が描かれている。それほど新鮮味はないかもしれないが、複数の人のこうした些細な感情の動きを客観的な視点で見る機会も少ないので面白い。

また、トルコの風景がとても綺麗に撮られているところも素敵。トルコの普段目にしないような文化に触れられる点も良く、普段で会えない世界に触れられる点では映画の醍醐味を感じられる。
美しく印象的な映像とともに繰り広げられるのはクライムドラマ。といってもヒリヒリするよりも、登場するおじさんたちの人間臭い会話劇がツボ。なかなか進展しない捜査にモヤるが、終盤一気に解けていく。振り返ってみたら濃密ドラマだった。面白かったよー。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.5
2014/10/17鑑賞(鑑賞メーターより転載)
今年パルムドールも受賞して、一躍トルコを代表する監督となったヌリ・ビルゲ・ジェイランの作品を初鑑賞。ある殺人の遺体探しをする犯人と刑事や検事といったむさくるしい男たちのロードムービー的な描写は、地味という言葉よりも遥か地中深くに潜りそうなほど静かで淡々とし、娯楽を求めて鑑賞した人を軽く門前払いする雰囲気に満ちている。しかし、その道中で少しずつ露わになる彼らの虚ろな心、そしてその向こう側に浮かび上がる幸福への渇望の描写には、生半可でない作り手のスキルとセンスが感じられる。これは他の作品も観てみないと。
話の内容は把握し切れないのだけど美しい映像が何度も見たくなる、つまり映像が記憶に残るような映画こそ良い映画だという考えを持っているのだが、この作品はまさにそんな映画の一つ

何か事件が起こったようだけど仄めかされる程度でその全容は最後まで明かされず、見終わっても疑問が残りまくりの映画だけど、前半の怪しげな夜の捜査のシーンに中盤の蝋燭が灯された部屋のシーン、後半の加害者と被害者家族の会合のシーンと、印象に残るシーンが本当に多く長めだけど何度も見たくなってしまう

特に蝋燭のシーンが出てくる女性がまるで女神か聖母のようで、こうした神秘的な映像を作ってくれるからこそヌリ・ビルゲ・ジェイランは素晴らしい監督だとしみじみ思う
夜の草原を照らすヘッドライト。この不思議な美しさ、見たことがなかった。生と死の曖昧。