進藤先生

パレードへようこその進藤先生のレビュー・感想・評価

パレードへようこそ(2014年製作の映画)
4.0
①ひとりのゲイ青年の行動力から、同性愛者と炭鉱労働者の二つの力が「くたばれサッチャー!」のもと手を繋ぎ、大きな力になっていく実際にあった物語。

ゲイ&レズ の団体と、保守的な田舎の炭鉱労働者たちなのでどうしたって色々と問題は起こりますが、そこは「コミカル&ハートフル」に描いており飽きません。

徐々に心を開く過程で集会において皆で唄う「 Bread and Roses 」に鳥肌が…

原題は『 PRIDE 』で何故このままにしなかったと思い、映画の途中まで違和感のあった邦題ですが、ラストで『 パレードへようこそ 』の意味が分かる瞬間、素晴らしい感動が待っていました。

この邦題は 個人的に「 ナイス! 」です。気に入りました。

②「 英国 & 不況 & 労働者 」

これが背景にある映画は “ 当たり ” が多い。
「 フル・モンティ 」
「 ブラス! 」
「 リトル・ダンサー 」

本作を含めどれも
・( 社会的 or 経済的 )弱者が力強く生きる
・家族愛
・コミカル&ハートフル
・ラストに爽やかな感動

大好きな映画ばかり!

③個人的に同性愛に対して違和感がなかったので、感情移入の度合いが大きく、より感動出来たと思います。

大学時代のバイト先で仲の良いお友達にゲイ君がおりまして、よく「もっとお顔が良かったら食べちゃうのに〜」と言われておりました。
喜ぶべきか悲しむべきか…

家にも遊びに行ったり、ゲイバーにも連れて行ってもらいましたが、彼らはこの映画のような経験をたくさんされているからだと思いますがとても懐が深く、映画同様女性が周りに集まってきておりました。

バイト先のマドンナもよく来るので、それが目当てで遊んでいたのもありますが(笑)

2015/5/6 ジャック&ベティ✍️
2017/2/22 CS
進藤先生

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