服部だった何か

ポイントブランク 標的にされた男の服部だった何かのレビュー・感想・評価

3.3
ちょっと強過ぎる主人公、巻き込まれ一般人、下衆い悪党、強い手下。

みたいな近年の定型文にそったお決まりの一本かといえば若干違う。
けどほんまに若干やから鑑賞後に感じる味は似たようなもんで新鮮味に欠ける。
これやと今までの韓国サスペンスアクション物と比べてるようやけど、それを取っ払ってもやっぱり何かパンチが足りんかなぁいうのが正直なとこや、工藤。

ちょっと強過ぎる主人公は居る。ただ武器を極力撤廃してるから若干現実的に見える。そもそもこの項目は嫌いやない、このテの韓国映画の格闘アクションに関しては地に足ついてる感じがして好きな部類や。
巻き込まれ一般人も居る。こういうのでありがちな一般人の筈やのにちょっと役立ち過ぎちゃうか?ってのはあらへん。まぁこれは徴兵的な意味でそもそも一般人の線引きが違うからかもわからんけど、この作品に関してはきっちり巻き込まれ一般人やった。
ここまで書いて思ったけど、悪役サイドにあんま魅力が無かったかなぁ。中盤であの人が退場するシーンが個人的にはピークやった。話の落としどころとしては妥当なとこなんやけど、見せ方の問題かなぁ、盛り上がらんかった。

あ、折角OPクレジット同様スタイリッシュなEDクレジットやのに、いっちゃん最後の茶番は要らんと思うで、工藤。
つけるにしてももうちょいコンパクトにするべきちゃうか?