世界から猫が消えたならのヨウスケのネタバレレビュー・内容・結末

自分にとっての映画の原点。アニメ映画以外で初めて映画館で観た作品。
世界から何か消すことで、1日の寿命がを与えられる。主人公の「僕」は、この取引に乗る。何かが無くなるということはそれに付随する記憶もなくなる。本来交わうはずの出会いがきれいサッパリなかったこととなる。これは見ていて心にくるものがある。誰もが考えるであろう、自分の生まれた意義という問いに対して、「僕」は最後に元恋人、親友そして家族を通じて答えを見つけることができたのだと思う。
この映画の言葉を借りて言うならば、自分がいる世界が周りの人にとって少しでも違ったものになれば、その違いこそが自分にとっての生まれた意義だと考えて、生きていきたい。